准看護師が老健で働くメリット、デメリット、悩み、やりがいは?
介護老人保健施設(老健)では、
看護師の配属が義務付けられており、
高齢者介護専門に働く看護師さん、准看護師さんが
たくさんいらっしゃいます。
高齢者介護の准看護師求人ニーズは
とても高いものです。
このページでは、
准看護師の方が老健で働くメリットとデメリット、
悩み、やりがいについて書きます。
介護老人保健施設(老健)で働くかどうかを思案中の准看護師の方は、
参考にしてみてください。
准看護師が介護老人保健施設(老健)で働くメリット、魅力
まずは老健で働くメリット、魅力ですが、
- 残業がそれほど多くはない
- パート、非常勤での募集が多い
これは、日勤のみでも働ける、
ということになりますので、
仕事と家庭との両立、仕事と子育てとの両立はしやすいです。
- 入所している方とじっくり関わることができる
- 高齢者介護が好きな人にとってはやりがいのある仕事
などがあげられます。
准看護師が介護老人保健施設(老健)で働くデメリット、注意点
准看護師が老健で働くデメリット、注意点ですが、
- 新人、実務経験なし、経験の浅い人には施設勤務は非常に難しい
老健では看護師、准看護師は人数が少なく、
即戦力を求められます。もし採用されたとしても、
技術も知識もなければ、仕事が分からず困ります。仕事ができない状態で老健で働き、
人間関係がうまく行かず、
辞めてしまう方が少なくありません。まずは教育体制の整った大きな病院で勤務をし、
基礎的なものを身につけてからの方がよいでしょう。施設勤務をされる准看護師さんは、
たいてい、どこかで経験を積ん人たちで、
中途採用、転職して勤務しています。臨床経験を3年くらい積んで、
一通りのことができるようになってから、
施設で働くのがよいでしょう。?
- 看護以外の業務が多い
介護や入所者の生活のケアなどの業務が多く、
看護職を頑張りたい人は、
やりがいを感じられないと思う場合があります。
- 高齢者介護が苦手な人にとっては厳しい
- 看護職としての最新の技術は身に付けることができない
- 多職種の方との関わり
老健で働く准看護師は、
介護士や理学療法士・作業療法士と協力して業務を行います。役割分担の線引が難しく、
協調性が求められます。
介護老人保健施設(老健)で働く准看護師の悩み
長期に渡り利用される入所されている方々との人間関係は、
全員とスムーズにいく、
というのはなかなか難しいものです。
老健で働く准看護師は、
日々の健康を守るため、
入所者に何かしらを制限することが出てきます。
例えば、
お酒、タバコを愛好する方に「ダメ」と制限をすることで、
高齢者の方はそれを不満に思ってしまいます。
「健康維持」という理由で制限を加えるのは、
入所者の方の理解を得るのに難しいといえます。
入所者とは長期に渡りお付き合いする方々ですので、
時には世間話などして、コミュニケーションをとることで、
こころを開いてくれるものです。
信頼している人にいわれないと
聞く耳を持たないので、
よい信頼関係が築けるよう、じっくりつきあう、という姿勢が必要です。
介護老人保健施設(老健)で働く看護師のやりがい
老健で働く准看護師の方は、
病院勤務とは違い、
施設に入所されている方々だけを相手にします。
病院では毎日違った患者様を相手にしますが、
老健に入所される方たちは、
長い期間を施設で過ごします。
老健で働く准看護師さんは、
同じ人と長期にわたってお付き合いをする、
ということです。
そして、それこそが、
老健で働くなかで、
「達成感」に繋がるのではないでしょうか。
長期的に同じ方に誠実に接することで、
入所されている方も心を開き、
自分を信用してくれ、初めて信頼関係が生まれます。
信頼関係が築けると、
お互いが心地よいものです。
入所者の方と信頼関係ができ、
健康維持のお手伝いができる
というのは、
老健における醍醐味といえるのではないでしょうか。
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