保育園で働く准看護師の仕事内容は？
准看護師が保育園に転職した場合の
仕事内容について説明します。
准看護師の准看護師の仕事内容は？
保育園には病院のような医療設備はありませんので、
基本的には医療行為はありません。
保育園における准看護師の主な仕事は、
- 子どもたちの日々の体調管理
- ケガの応急処置
- 病院搬送時の付き添い
- 病気への対応
などです。
具体的に見ていきましょう。
アレルギーや特に注意すべきこと（持病など）を持っている子どもへの適切なケア
保育園で働く場合は、
アレルギー体質のお子さんについての知識が
必要になります。
食物アレルギーについての知識は
特に重要になります。
それ以外についても、
- 小児喘息
- アトピー性皮膚炎
- アレルギー性鼻炎（花粉症）
- アレルギー性結膜炎
- 薬物アレルギー
- 蕁麻疹
- 日光アレルギー
などを持っている子どももいます。
お母さんから
発達障がいの相談を
受ける場合もあるかもしれません。
子ども一人ひとりに対応できるように、
幅広く知識を身に付け、
さらには、
保護者、保育士にアドバイスができるように
シッカリ勉強しておく必要があります。
お子さんの体質や気になることがある場合は、
保護者との情報の共有が重要になってきます。
子どもの流行性疾患への対応
子どもを保育園に預けていて働くお母さんが心配することに
流行性疾患があります。
- インフルエンザ
- おたふく
- 水疱瘡
- ノロウィルス
などは発症してしまうと、
一気にほかの子どもたちにも感染してしまいます。
- とびひ
- 結膜炎
も感染力が強いため、心配です。
子どもは抵抗力が低いため、
すぐに蔓延してしまいます。
子どもの体調、健康に変化があれば、
迅速に対応する必要があります。
保育園で流行性疾患が流行ると、
お母さんたちも仕事を休まなければならなくなります。
感染症予防を、子どもたち、保育士に促し、
感染者が出た場合は適切な対処をすること、
そして保護者にもアドバイスができるよう、
しっかり勉強しておく必要があります。
※保護者も保育士も、准看護師は当然病気に対する知識があるものと考えています。
投薬管理
薬を毎日飲む必要のある子どももいれば、
必要なときだけ薬を飲む子もいます。
病気のときにお母さんから預かった薬の確認をし、
子どもに飲ませます。
投薬記録をつけるなどして管理します。
ほけんだよりを出す
保育園では保護者に向けて、
「保育だより」というものを定期的に発行します。
その一部、もしくは「ほけんだより」という形で
准看護師の視点でお便りを出します。
そのとき保育園で流行っている疾患についての詳細、
病気の予防の仕方など、
子どもの体調管理に役立つ情報を発信します。
子ども、保育士への全般的な健康指導
手洗い、うがいの指導が基本です。
- 病気にならないように気をつけること
- お友だちに移さないようマスクをすること
など、
色々な指導をします。
虫歯にならないための
歯磨き指導などもします。
保育園では、
子どもが興味を持って理解できるよう、
イメージしやすく紙芝居にするなど、
楽しく指導するとよいでしょう。
また、同じ園で働く保育士に対しても、
子どもたちに適切に対応してもらいましょう。
0歳児保育
認可保育園の准看護師は、
准看護師としての仕事や緊急対応などがないときは、
０才児クラスに入り
保育士と同じ仕事をする場合も多いようです。
保育業務もこなす、ということは理解しておきましょう。
任される仕事内容は、
保育園の規模、保育園の方針によりちがいますので、
事前に確認が必要です。
いかがでしたか？
保育園で働く准看護師さんには、
緊急事態を除いて医療行為はありません。
しかし、子どもは急に様態が悪くなります。
また、遊具などで信じられない事故が起こることもあります。
その時の緊急対応は、
保育園で働く看護師、准看護師になりますので、
責任重大です。
病棟のように、
指示を出してくれるドクターはいませんので、
知識と判断力が問われます。
アレルギー対応、感染症対応などの
幅広い知識も求められます。
小児科で実務経験がある場合は、
その経験は非常に役に立つことでしょう。
それ以外の診療科においても、
実務経験がある方は、
子どもへの対応もされているので、
色々経験が活かせる職場だといえます。
子どもが大好きな准看護師の方は
検討される方も多いのでしょうか。
保育園によって、
准看護師に求められるものは違うかもしれません。
実際に任せられる仕事内容、
保育士さんとの関係などについては、
事前に確認しておきたいところです。
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