准看護師が認可保育園で働くメリット、デメリット?
2015年(平成27年)4月、
厚労省は「児童福祉施設の基準に関係する省令」を改正し、
保育所等での准看護師の配置に関する特例が拡充されました。
当分の間、保健師又は看護師に加え、「准看護師も1人に限って保育士とみなすことができる」とされました。
今後認可保育園の准看護師求人は、増えていくことでしょう。
ここでは、准看護師が認可保育園で働くメリット、デメリットについて考えます。
准看護師が認可保育園で働くメリット?
准看護師が保育園に転職するメリット、魅力ははどのようなものでしょうか。
認可保育園には夜勤はない
認可保育園は夜間保育はしていませんので夜勤はありません。
夜勤がキツく仕事を辞める看護師さんも多くいらっしゃいますが、保育園勤務の場合は日中のみの勤務になりますので、生活リズムが崩れません。
夜勤がないので、仕事と家庭を両立することができるといえるでしょう。
無認可保育園の場合は、24時間保育がある保育園の場合は夜勤勤務が必要なこともありますので、事前にきちんと条件の確認が必要です。
休暇がしっかり取れる
保育園の行事を除くと、基本的に休日出勤はあまりありません。
ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などは保育園がお休みですので、休みはしっかりととれますので、プライベートは確保できるでしょう。
保育園の准看護師は医療行為はほとんどない
保育園には医療機器はありませんので、保育園の准看護師の仕事内容は、園児の体調管理がメインで、医療行為はありません。
園児がケガをした場合は、准看護師としての応急処置、病気になった時には適切な対応をします。
(大きな怪我をした場合などは病院に搬送手続き、診察に同行するなどの対応をします。)
基本的には医療行為がない、ということで、ブランクがある場合もしっかりとした知識がある前提で、働きやすいといえるでしょう。
正看護師との差を感じず働ける
同じ職場に正看護師と准看護師がいる場合、給与などにおいて待遇面での差があります。
しかし、保育園には自分一人ですので、正看護師との差を感じることはありません。
赤ちゃん好き、子ども好きにはとても向いている職場
赤ちゃんが好きな人、子どもが好きな人、小さい子のお世話に魅力を感じる方には、子どもたちの元気な声を聞きながら仕事ができるやりがいのある職場です。
准看護師が保育園で働くデメリット、注意点
次に、准看護師が保育園に転職する際のデメリット、注意点はどのようなものでしょうか。
保育園の准看護師正社員の募集は難しい
保育園准看護師の募集は、正社員、派遣、パートなど、保育園により雇用形態が異なります。
実際には派遣、パートの募集が多く、正社員としての募集はあまり多くないかもしれません。
雇用形態により、給与、待遇は変わりますので、しっかりチェックしましょう。
保育園に看護師(准看護師)は一人
保育園の規模にもよりますが、保育園の職員は保育士がメインで、看護師(准看護師)はいないか、一人です。
准看護師の仕事がわからなっくて先輩や同僚におしえてもらう、ということはできないので、緊急の事態が発生した場合には自分で迅速に的確な判断をくださなければなりませんので責任重大です。
仕事面はもちろん、看護職が一人ということで孤独感、疎外感を感じる可能性もあります。
保育園には一人しか看護師(准看護師)はいない、ということを理解した上で保育園選びをしましょう。
小児科での勤務経験や育児経験が必要なことが多い
保育園で働く場合、前述のように准看護師は一人しかいません。
ひと通りのことをこなすには、小児についてのより広い知識が求められますので、小児科での勤務経験があることが望ましいです。
募集条件に小児科勤務経験の必要性があることや、病院勤務の経験が求められることがほとんどのようです。
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